モシモシ
日曜日の夜
徳正寺さんというお寺の音楽会に行きました
SUNNY SIDE UPさん、オグラさん、友部正人さんの順番で
雨の夜のすてきな音楽会でした
ライブが終わった後に、LDK(友部さんとふちがみとふなとさん)の
「二つの午後」というアルバムを購入しました
サインをしていただけることになって
「お名前を書きましょうか?」と言って下さったので
「モシモシ」でお願いしました
そしたら「下北半島にも「モシモシ」という名前の店がありますよ」と、友部さん
なんだか聞いたことがあるような記憶が…と思って
家に帰って本を探してみたらありました
店の開店準備をしていた頃
夜の電話ボックスみたいな店にしたいなあと思っていました
子ギツネが木の葉のお金を持って買いものにくるような
小さな小屋みたいなイメージを思い描いていて
それを大阪のいぬんこ画伯に相談したら
「モシモシ」はどうやろとにっこりひとこと
他にもいくつか候補はありましたが
アルファベットで「moshi moshi」と決まりました
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『耳をすます旅人』(水声社、1999年)は友部さんの旅のエッセイ集です
写真は奥様の由美子さん
買ったとき、いっぺんに読んでしまうのがもったいなくて
少しずつ読んでいた本です
友部さんの目に見えたもの、聴こえたものが本の中から広がって
モノクロームの写真は淡い色を帯びて見えてくる
街の音や風の音が聴こえてくる
とてもすてきな旅の物語です
moshi moshiでも一冊だけ売ったことがあります
新刊で手に入りますので大きな本屋さんで探してみてください
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